パレスチナ新議長選出
拝啓 衆議院議長 河野洋平 殿
パレスチナ自治政府の新議長にアッバース氏が選出されました。「武装闘争は間違いだった」とするアッバース氏に対して圧倒的得票率で支持をしたパレスチナ人ですが、気持ちは複雑なはずです。比較的安定した生活を送っている人々は一刻も早く武力行使のない日常になるのが望みでしょう。しかし、イスラエルによる占領により祖国を追われた避難民、また現在イスラエルの占領下で人間として扱われていない人々、分離壁により生活が分断されてしまった人々はイスラエルの「われらにこそ正義あり。パレスチナ人はイスラエルにとって不要な土地で暮らせ」とする態度は許しがたいことでしょう。彼らにとって解放闘争はすなわち生活確保の生きるための戦いです。インティファーダは本来武力闘争ではありません。イスラエルに対する不服従運動です。不服従運動は権利を剥奪され力のないものの最後の手段です。しかしこれを継続するにはパレスチナ人内の意思統一と武力闘争の放棄が不可欠です。新議長が非暴力不服従解放闘争を推し進め、パレスチナ人の権利を回復し、イスラエルと共存できるようになることを希望してやみません。 敬具
2005年1月13日
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