安保法制 多様な意見 改憲 成立 廃案
この文章は国会議員には送付していません。安保法制に対する賛否を集約するとこのようになるかと
とりまとめた物です。
安保法案への賛否態度をまず明らかにした上で、以下の4点についておのおの異なる
判断をしています。
自分自身の安保法制に対する賛否と理由を4つの文章から適宜選択して組み合わせると
しっくりとした意見書になると思います。
理由の内訳 国際貢献における武力行使、集団的自衛権行使、違憲/合憲、
A.安保法制は違憲なので廃案にし、憲法改正に着手するべきです。
国際貢献は平和的手段だけでなく、武力を伴う必要性があることは否定出来ません。国際社会の一員として日本だけがそれを回避していることが、認められるものではありません。日本の防衛は友好国との連帯によって初めて成立するもので、集団的自衛権を行使出来なければ、その連帯を維持することは出来ません。
従って集団的自衛権の行使は必要ですが、現行憲法の元では明確に違憲で安保法制を今成立させることは立憲主義に反します。憲法改正の課程において熟議・検証し、国民的合意を得て日本の国際貢献と防衛を変えていく方法をとり、立憲民主主義国家としての正道を歩むべきです。
B.安保法制に賛成です。慎重に審議した上で可決して下さい。
国際貢献は平和的手段だけでなく、武力を伴う必要性があることは否定出来ません。国際社会の一員として日本だけがそれを回避していることが、認められるものではありません。日本の防衛は友好国との連帯によって初めて成立するもので、集団的自衛権を行使出来なければ、その連帯を維持することは出来ません。
このため限定的な集団的自衛権の行使は必要で、憲法の主旨に一致します。
したがって、国会で十分説明を行った後、本国会で成立させなければなりません。今を逃せば出来ません。
C.安保法制は廃案にするべきです。
平和憲法に基づき日本の国際貢献は平和的手段だけで行われなければなりません。普通の国が武力を使って国際貢献をしたその結果が、現在の紛争の多様化を招いたと行っても過言ではありません。個性的な憲法を持つ日本は個性的に国際貢献を積極的に行うことで多角的な平和構築ができます。日本の防衛は自衛隊と民主主義を信ずる国民の他国の干渉を許さないという覚悟で十分です。集団的自衛権の行使を容認してまで、外国の力を借りる必要はありません。
集団的自衛権の行使は明確な憲法違反であり、違憲状態(選挙区割)の国会で可決成立したとしても、その違憲性を覆すことはできず、立憲主義が崩壊してしまいます。
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