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2021.04.30

ミャンマーに対して中立を保つよう中国大使にメールで要請しました。

ミャンマーではクーデターで権力を掌握しようとした国軍に対して、市民がCDM(市民的不服従運動)により非暴力抵抗運動を展開し。クーデター前の選挙で選ばれた政府の後継権力を支持しています。

 武力を持つ国軍は武力的にはミャンマーを掌握しているかもしれませんが、国民の指示は得られず、なおかつ対抗しうる組織が存在しています。

これは完全なるミャンマー国内政治闘争であり、諸外国は当面いずれの組織が国民の大多数の支持を受けて権力基盤を固めるか見守るしかありません。これに関して中華人民共和国在日本国大使にメールで要請しましたので、以下に記載します。

中華人民共和国 在日本国 特命全権大使 孔鉉佑 閣下

 貴国の南西に位置するミャンマー連邦共和国は、貴国にとってインド洋に最短
で到達するための要衝です。そのミャンマー国内が武力を背景とした勢力と、民
衆の支持による勢力によって、二分され不安定さを増しており、貴国の安全と権
益に支障をきたす可能性が増しています。

 武力を背景として国内の不安定を表面上つくろったとしても、長期的な視点か
ら見るとより不安定さが増したことになる場合があります。今のミャンマーのよ
うに非暴力による抵抗運動は、表面上のデモや怠業が仮に収まったとしても、長
期にわたる経済疲弊と非効率化は免れず、それに伴う民衆の不満は必ず、武力を
背景とした勢力とそれを支持し、利益を得る諸団体に向けられることでしょう。
 一方、民衆の支持を得た勢力がミャンマーを安定化させれば、経済及び民生は
飛躍的に発展し、貴国の経済にも大きく寄与し、さらにインド洋への道筋も安定
的に運用する事が期待できます。

 このため、閣下ならびに大使館員の方には、本国に対し、現在の内政不干渉の
原則を貫き、当面、対立する二つの勢力いずれにも加担せず承認せず、武力の不
行使と対話を促すよう情報提供していただきたくお願いする次第です。
 

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/sgjss/   

このサイトの左再下段の ご意見とご感想からメールソフトが起動しますが、残念ながら、USER IS INVALID となり届かないようです。
いろいろな意見が聞て面倒なのでしょうが、世界に影響力を及ぼそうとする大国にしてはやることが今一つです。

領事業務用のメールアドレスは使えそうですが、こちらはビザ発行等実務用なので控えておきます。中国外務省に直接送る方法を検討します。

 

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