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カテゴリー「憲法」の42件の記事

2005.01.23

憲法9条改正議論

拝啓 衆議院議長 河野洋平様
 新年になり、仕事が多忙になったこともありますが、どうも大きな問題について意見を書くのがつらくなってきました。一市民としての意見ですが、普通の状態であれば選挙で選んだ議員にまかせておけば良い課題ばかりです。仕事、家庭生活、個人の活動を割いて大金をかけて維持している意思決定システムに意見を言わなければならない状況です。しかもその意見を社会に広めようとすると、デモをすれば公務執行妨害で逮捕、ビラを配れば住居侵入で逮捕、とても怖い状況です。
また議員にハガキを出した1週間後に警官が調査にくるような社会では「物言えば唇寒し」ですが、書き続けるしかないと思っています。
 今 憲法9条改正議論をNHKがやっています。憲法の改正を問題にすること事態は正常な状態だと思いますが、今の憲法でさえ、武力である自衛隊がイラクへ派兵されるまでに拡大解釈されています。もし自衛隊を軍隊として認める憲法になれば、自衛のための戦争として世界各国どこにでも自衛隊を派遣し武力行使が出来るまでに解釈されてしまうでしょう。過去の政治家はそのときの状況に応じて臨機応変に解釈を拡大してきました。これからもそうでしょう。憲法9条の改正を許すことは出来ません。    敬具
2005年1月23日

2005.01.12

言論弾圧 葛飾区ビラ配り起訴

拝啓 衆議院議長 河野洋平 殿
またしてもビラ配りで逮捕起訴されてしまいました。さらに事実関係を否定していないにもかかわらず証拠隠滅の危険とやらで、保釈されていないそうです。これは明らかに特定の政治思想を持つものに対しての狙い撃ち的行為です。検察の言うように「ビラの内容は関係ない」というのであれば、住民から通報のあったビラ配り問題は、すべて逮捕起訴されなければなりません。政治活動・意見表明としてのビラ配りのみが問題視され逮捕・長期拘留通・起訴されるのですから。検察の裁量で起訴不起訴等がきめられるとしても異常なやり方だといえます。立川ビラ配り判決は無罪判決が出たにもかかわらず、なんら躊躇せず起訴するのはいったいどうしたことでしょう。政治活動の自由の重要性がわかっていないか特定の主張をする人々には自由はないとでも言わんばかりです。検察は正義と法によって厳しい責務を負っていますが、公平性と普遍性を持たなければ単なる権力の乱用に過ぎません。問答無用の刑事罰の適用という前近代的な行為を許すことは出来ません。これを許せばいずれこのハガキも逮捕の理由になってしまうことでしょう。  敬具
2005年1月12日

2005.01.08

教育基本法改正

拝啓 衆議院議長 河野洋平様
教育基本法の改正が今年中に自民党から提案されそうです。自民党のホームページをみましたが、あまり詳しくは書かれていません。基本法ですから、憲法に次ぐぐらいの議論があってよいと思いますが、まったく議論が盛り上がっている気配がありません。これはいったいどうしたことでしょう。基本法改正論者の言うように、現在の若者と子供が大人の意に沿わないのが、教育基本法のせいだとしたらもっと徹底的に具体的に問題点を示し実際の教育の運用上問題点があることを指摘するべきです。(憲法は対立点がはっきりしています)単にアメリカの意向に大きく影響された基本法が教育を悪くしたと理念的に唱えるだけでは改正する意図がわかりません。「歴史を知り、同時に日本人としての誇りと自信を持つ、夢を持つ、そうした教育がないがしろにされてきた」と述べられていますが、これは現在の基本法で禁止している事項ではありませんし、道徳や歴史で学んでいることです。
なにかうやむやのうちに一部の方々の気持ちを実現するために改正しようとしているように思えてなりません。もっとオープンに問題点を明確にした上で広範な議論を経てほしいものだと思います               敬具
2005年1月7日

2004.12.18

立川ビラ配布無罪判決反対意見

拝啓 衆議院議長 河野洋平 殿
立川自衛隊官舎ビラ配り判決にたいする識者のコメントを新聞社のwebで読みました。
賛否両論がありましたが、無罪判決に反対の立場の人の意見がやはり腑に落ちません。
「憲法21条と憲法35条が衝突した問題」「政治的自由が主張され過ぎて私的領域の個人の自由への配慮が不足」としています。しかし憲法35条は権力が国民を不当に弾圧しないように令状主義を明らかにしたもので、今回の事例は憲法と刑法の条文の衝突といえます。この場合憲法の権利を優先するのは当然です。逆に第34条の「正当な理由がなければ拘禁されず」に反して75日間も交流されたことが大きな問題です。
この反対意見者は今の日本で政治的自由を普通の市民がどれだけ行使できると考えているのでしょう。駅前の街頭演説やビラくばりはその所有者から拒否され、道路では人々があつまると警官が歩くことを強要します。公園でもおそらく演説をするには警察が許可を求めてくるでしょう。新聞の投書欄は小さくweb記事は人の目に触れる確率はひくいです。普通の人が声を潜めてしまう国は民主主義国家ではありません。   敬具
2004年12月17日

2004.12.17

立川ビラ配り無罪判決

拝啓 衆議院議長 河野洋平 殿
立川自衛隊官舎ビラ配り判決がでました。
民主主義国家として当然の無罪判決と思います。
しかし検察は上告を検討するとのことです。
なぜこのような些細な平和活動家の行動に目くじらをたてなければならないのでしょうか?
言論の自由は民主主義の根幹であり、最大限に保障されなければならないのに、施錠された居住空間そのものへの進入でなく、暴力的でもないビラ配りをどうして刑事罰で罰しようとするのでしょうか。
政府の方針に明らかに反するものであっても、いやそうだからこそ最大限に言論を保障しなければならないのです。言論は国会の中だけで保障されるものではなく、日本に住む限り最大限に保障されるべきです。なぜなら自由に反対意見と賛成意見を表明し比較検討することが必要だからです。政府にとって未熟で危険な平和主義の考え方であっても民主主義である限り公開された議論で対応するべきで、問答無用の刑事罰の適用という前近代的な専制国家の手段を使用することは許されません。政府の考えをただしてもらいたいものです。             敬具
2004年12月16日

2004.12.10

武器輸出官房長談話

拝啓 衆議院議長 河野洋平様
政府・与党が武器輸出三原則を変更する官房長談話について合意したそうです。内容は“弾道ミサイル防衛に関しては武器輸出三原則によらない”、他の案件についても”個別案件ごとに検討”とあります。つまりMDについてはフリーハンドであり、他の案件もほとんど許可の道が開けたということでしょう。なぜならばこの重大な政策変更自体が官房長談話という法律的に何の根拠もないと思われる形式で発表され、国会の質問も審議も経過していないものだからです。今後の個別案件についても、行政内部で”検討・許可”を行い事後に発表することでOKと考えているのでしょう。もしかすると防衛上の秘密として秘匿されたまま処理される可能性も大です。
このような疑念をいだかせてまで官房長談話で事を済まそうというのは断じて許せません。先にも書きましたが、国会において三原則変更の理由と意味を政府が説明し、国会の承認を得なければならないと考えます。武力によって国際紛争を解決しないとしている憲法との整合性をどのように解決するのかはっきりとさせることを望みます。              敬具
2004年12月9日     

2004.12.07

自衛隊派遣延長

拝啓 衆議院議長 河野洋平様

今日大野防衛庁長官がイラクから帰国し、「予断を許されないが、かなり安定している」と報告し自衛隊派遣を延長すべきだと発言しました。また自民公明両党の幹事長もサマワに7時間滞在し、自衛隊の活動を視察し地元知事らと会談しました。両幹事長も防衛庁長官も現地には数時間しか滞在せず、市民と交流するわけでもなく宿営地内でほとんどをすごしたようです。
 この時期に3名もの要人が訪問した理由は明らかです。自衛隊の派遣を延長可能にするためです。滞在時間はともかく、サマワ市内で知事や部族長と対談し市民の直接の声を聞き地元の要望に耳を傾けることこそが必要なことではなかったでしょうか。しかし平時ならば行える表敬訪問ですら、宿営地内で行ったということです。とにかく無事に帰ってきたという事実を作りたかったのではないかと考えるのが自然です。
 このようなセレモニーで安全だ、非戦闘地域だとして派兵を延長するのはまたしても子供だましの行為です。もっと論理的に事実に基づいて論証して延長の可否を決定するべきです。 敬具
2004年12月7日 

2004.12.06

武器輸出解禁

拝啓 衆議院議長 河野洋平様

政府・与党が武器輸出三原則を変更することを決めたようです。しかも官房長談話の形で発表し、既成事実化するとのことです。
二つの疑問があります。ひとつは武器輸出容認そのもので、今まで何回か反対の理由を示してきました。いまひとつはなぜ官房長談話なのかということです。なぜ閣議決定や国会での首相所信表明や答弁、少なくとも経産省大臣の発言があってしかるべきではないでしょうか。過去長い間武器を輸出せず、手を血でよごさないできた日本が、今自らと同盟国の自衛のためならば武器、武器技術の輸出を認めようという、重大な決断をするときに、官房長談話という法的根拠が軽薄な手段で発表するのは国会と、国民をないがしろにする民主主義国家にあるまじき行為です。100歩譲ったとしても首相自ら武器輸出をしなければない理由を国民に説明し理解を求めるべきです。こそこそ官房長長官に説明させ一件落着などとんでもないことです。通常国会では必ず説明責任を果たしてもらうべきです。 
       敬具
2004年12月6日  

2004.11.25

衆院憲法調査会中間報告を読んで

拝啓 衆議院議長 河野洋平様
衆議院の憲法調査会の中間報告を読み始めました。2年前に発表されていますが、http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kenpou.htm いままで読んでいませんでした。その後の議事録は公聴会のものしか見あたりません。まとまっていないのでしょうか。
中間報告は総論的事項しか読めていませんがおおむね現行憲法に肯定的な意見が多く、成立過程と9条問題以外の否定的意見は少ないと感じました。防衛問題については単なる憲法改正だけでなく国民の意識の問題が重要で徹底した議論のなかでその意識が生まれるとの意見があります。(h16.11参考人意見にもあります)http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kenpou.htm 本当の議論が出来れば非常に好ましい事です。調査会の会議のように冷静な意見が国民全体で交換されることは望ましいことです。タブーなしに、感情を抑え論理的に他の意見を聞き、疑問を明らかにし、個人の利害にとらわれずに、議論の勝ち負けを問題にせずよりよき結論を求めて議論をしたいと思います。
このような議論を繰り返すことによって、自らが住み、働き、生まれそして死んでゆく所を大切に思い守り育てていこうと言う意識は生まれていくのではないでしょうか。
                  敬具
2004年11月25日

2004.11.24

憲法改正議論について

拝啓 衆議院議長 河野洋平様
 北海道の11月はもう雪が何回も降っておかしくないのですが本当に暖かい穏やかな日々が続いています。世界中が穏やかに暮らせる日々が来ることを願っています。
憲法改正議論を読んできましたが、どうも考え方が少し違うのではないかという気がします。「国の代表者を天皇とする。」「自衛のための武力を持ち武力で世界平和に貢献する」「基本的人権を公共の福祉によって制限できることを明記する」等々、自らの考えを憲法に反映し他の考えや行動を排除するという意識で行われているように思います。基本的国の方針は憲法に明記されなければなりません。しかしもっとも基本的なことは言論の自由であり、民主主義の原則です。すなわち「他者の考えを十分に聞きできうる限り納得の良く形で決定する。」国会における議論はこれを満足しているとはいえません。また国民の間に議論を巻き起こし国民の共通意識を作り上げた後、議決するということも行われていません。特に近年その傾向が強いように思います。憲法という基本法の議論でさえ上記の危惧がぬぐえません。異なる意見の冷静な議論を望みます。敬具 
2004年11月24日

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